チープカシオの愛称で親しまれている時計「CASIO STANDARD」シリーズ。
レトロな雰囲気が特徴の「F91w」というモデルを愛用しています。
安価で手に入り、傷付くことを恐れず使えるので仕事用の時計として重宝しています。
電池も長持ちで、かつ非常に丈夫な腕時計ですが、本体が寿命を迎える前にバンドが切れてしまいました。
そこで応急処置の方法はないかと、色々試した結果をまとめました。
・チープカシオのベルトが切れてしまったけど直せる?
ベルトが切れてしまった「F91w」
Amazonの履歴を確認すると、購入は2018年、価格は900円でした。
カレンダー表示、アラーム、時報、ストップウォッチ、と基本的な機能は網羅しています。
なによりこの価格でありながら、ライトと生活防水機能を備えています。
この価格で3年もよくもったなと、その頑丈さに感心してしまいます。
しかし、とうとう寿命を迎えたようでベルトが切れました。
ベルトの状態
薄皮一枚でつながっている状態です。
もう買い換えだなぁと思ったのですが、本体はまだ元気に動いています。
愛着もあるのでなんとかして使いたい。
検索すると、交換用のバンドはいくらでもあったのですが、新品の時計を買った方が良いと思える値段です。(ちなみにラグ幅は18mm)
バンド交換か買い換えか、と悩みました。
その前に明日、時計がないと仕事中困る・・・
バンドの素材はポリウレタン製でとても柔らかいです。
柔らかい…もしかして縫える?
ということで試してみることに。
時計のウレタンベルトは縫える
用意するものは裁縫用の針と糸。
少し力がいりますが、布を縫う要領で縫うことができます。(怪我には十分注意)
布を縫う時と違うのは、布よりも抵抗が大きいためか、勢いよく糸を引くとすぐよじれて「玉止め」のようになってしまいます。
途中で結び目ができてしまうと、それ以上縫えなくなってしまうので、ゆっくり確実に縫い進めましょう。
仕上がりはこのような感じになりました。
ポイントは縫いすぎない
強度をあげようと思って縫いすぎました。
針穴の間隔が狭すぎて、最終的につながって一つの大きな穴になってしまいました。
針穴の間隔をあけるか、上下にずらすなど、針穴と針穴がつながらないようにすると強度があがると思います。
穴と穴がつながり、そこからちぎれてしまいそうです。
また、もし縫って応急処置する場合は、バンドが完全に切断される前に行ったほうがいいです。
時計を使用していて感じるのは、バンドを外す時に一番力がかかる部分から徐々にちぎれてきます。
ちぎれ初めに気づいたら、すぐに行ったほうが縫いやすいと思いました。
装着してみて
ちょうど縫い目が隠れて、見た目はそんなに違和感はありません。
裏側ですし、私は気になりません。
しかし、調子に乗って縫いすぎたため、縫い目が大きくなりすぎ、手首が擦れて痛いです。
そんなにたくさん縫う必要はないので、縫い目をできるだけ小さくする工夫が必要ですね。
気になる強度ですが、1週間ほど使用してみましたが、かろうじてまだつながっています。
ただ、ベルトそのものが劣化しているため、縫った場所や他の場所からまたちぎれそうです。
長くはもたないでしょう。
やはり、ベルト交換か時計を新品に交換するしか無いようです。
ベルトがちぎれてしまっても、翌日どうしても使いたい、新しい時計が届くまで使えればいいという時は応急処置として有効な方法ではないでしょうか。
さらに1週間使ってみて
さらに1週間後、完全に切れてしまいました。
ベルトの素材自体が劣化しているため、やはり根本的な解決が必要のようです。
ベルト交換はできるのかな?