チープカシオの愛称で知られる腕時計、CASIOstandardシリーズをご存知でしょうか。
その中でも、チープカシオといえばコレというほど定番のモデル「F-91w 」
安い、軽い、丈夫と使い勝手バツグンで、仕事用の時計として愛用していました。
しかし、購入から3年が過ぎ、とうとうベルトが切れてしまいました。
ベルトは切れましたが、本体はまだまだ使えそうだったので、ベルトを交換して復活させたいと思います!
もう傷だらけです
・チープカシオのベルト交換は可能?
・ベルト交換の方法は?
・手順と費用が知りたい。
チープカシオのベルト交換は可能?
そもそもベルト交換は可能?
疑問だったのでメーカーの公式サイトで確認してみました。
CASIO公式サイトの「お客様サポート」ページで修理の概算金額を調べることができます。
結果は、「F-91w-1JF」バンド全体の交換修理の概算修理金額は1450円+税でした。
もちろん製品の状態により、修理の可否、金額は変わってくると思いますが、ひとまず修理は可能のようですね。
この1450円+税という金額の範囲でベルト交換をしてみたいと思います。
使用可能な時計ベルトは?
今回はNATOタイプの時計ベルトを選びました。
新しいベルトを選ぶ際の注意点が二つあります。
- ラグ幅が18mm
- 厚みが1.2mm以下
ベルトを探してみると本当にたくさんの種類があります。
しかし取り付けられるベルトは限られるので、注意してください。
「F91w」のラグ幅は18mmです。
これがそのままベルトの幅になります。
ベルトを選ぶ際は幅が18mmのものを選びましょう。
実際に取り付けた感想として、ナイロン製ベルトの場合厚みは1.2mmが限界のように感じました。
それ以上厚みがあると取り付けられないので注意してください。
純正品に近いウレタン製のベルトもあるようですが、厚みによっては取り付けられない場合があるので、取り付けられるかどうか必ず確認してから購入しましょう。
ナイロン製の腕時計ベルトを「NATOベルト」「NATOストラップ」と呼ぶ。
NATO軍で採用されたことに由来し、映画「007」で劇中に登場し支持を得る。
ほとんどがレプリカで「NATOタイプ」などと呼ばれる。
正規品はPhenix社「G10ストラップ」で日本での正規輸入代理店はクロノワールド1社のみ。
ベルト交換に必要なもの
- 新しい時計ベルト
- 交換工具
新しい時計ベルト
TStrapというメーカーの時計ベルトをAmazonで購入しました。
素材は丈夫なナイロン製で、金属部分には錆びにくいステンレスを使用しています。
ベルトの長さ | 265mm |
幅 | 18mm |
厚み | 約1mm |
適合する手首の長さ | 135~190mm |
特徴は499円という価格でありながら、交換工具とバネ棒が付属するという高いコストパフォーマンスです。
丈夫なナイロン製ということで、耐久性と価格を重視し、こちらを選びました。
付属のバネ棒は長さが合わず使用はできませんでしたが、時計本体に、もともとついていたバネ棒が使用できたので問題はありません。
交換工具
時計ベルトに付属していた交換工具を使用します。
交換工具は先端がY型とI型になっており、今回のケースはI型の方を使います。
先端は非常に細く鋭利になっているので、手やテーブルを傷つけないように注意しながら作業してください。
交換工具は専用のものがなければ、先端が細く強度があれば代用が可能です。
スマートフォンを購入するとついてくる、SIMピンなどでもいいかもしれません。
ベルトの交換方法を解説
新しいベルトに付属していた工具を使って、時計本体のベルトを外します。
本体の取り付け位置に注意しながら、新しいベルトを取り付けます。
step1 時計本体のベルトを外す
まずは切れてしまった既存のベルトを、時計本体から外します。
交換工具のI型の方を、画像矢印部分の穴に差し込みます。
ベルトの裏側に矢印が表示されているので、その方向にしたがって押し込みます。
逆方向に差し込んでもベルトを外すことはできません。
上記画像はベルトを外した状態ですが、工具は矢印の方向へ押し込みます。
バネ棒の先端は尖っています。
新しいベルトを取り付けて、もとに戻す際に方向を間違えないようにしましょう。
逆からは穴に入りません。
F91wのバネ棒はただの棒です
step2 新しいベルトを取り付ける
まず本体を取り付ける位置を確認します。
ベルトを実際に腕にまいて、しっくりくる位置を探しましょう。
位置が決まったら目印をつけておきましょう。
それでは、新しいベルトを取り付けていきます。
本体にベルトをのせてから、バネ棒を差し込んでいきます。
このベルトの厚みは約1.2mmですが、かなりギリギリになります。
バネ棒でベルトを押しつぶすように、力をいれながらバネ棒を差し込んでいきます。
バネ棒が端まで渡ったら、仕上げに交換工具で奥までしっかりと押し込んでベルトの取り付けは終了です。
ベルトは2重になっています。
これは時計を外した時に本体が外れてしまうのを防ぐためなのですが、「F91w」の場合は取り付けた段階で全く動かないので不要ではありますが、ベルトの構造上しかたありません。
ベルトを交換した感想 まとめ
ベルトを交換した感想は、意外と安く簡単にできたなという印象です。
かかった費用はベルトの購入費用だけで総額499円でした。
1000円以下で買った時計なので、ベルト交換の費用としてはまずまずといったところ。
ベルトを交換した腕時計を使用した感想は、使い始めは少し硬く、擦れる感じがありましたが、使い込んでいくうちに柔らかく馴染んできました。
汚れてもハンドソープでゴシゴシ洗えるので、気持ちよく使えています。
もう傷だらけの時計なので買い替えてもいいのですが、どんなにぶつけたり乱暴に扱ったりしても壊れず、粛々と時を刻み続ける時計に愛着が湧いてきてしまい、なんとか使い続けたいなと思っていました。
ベルトを交換できたことで、まだ使い続けることができるので嬉しいです。
少なくとも電池が切れるまでは使い続けられたらなと思いました。
電池切れまであと3年
他の腕時計でも基本的な構造は同じですので、ベルトが切れてしまったときや、時計の雰囲気を変えたいときは自分でチャレンジしてみるのも面白いとおもいます。